
広報専任者がいない企業のサイト運営の味方
同社は工場の自動化を実現する機器・ソリューションを提供するBtoB企業。広報・宣伝の専門部署はなく、コーポレートサイトも管理部門が主導で運営しています。今回「より検索にヒットし、多くのアクセスを得るサイト」へとサイトをリニューアルさせるにあたり、アクセス分析ツール「MEGLASS finder」を活用いただきました。
これまで抱えていた課題
- サイト運営は管理部門が兼任していた
- マーケティングに関する知見がない
- サイトのアクセス解析にリソースを割けない
MEGLASS finderの利用メリット
- マーケティング初心者でも使える
- アクセス解析結果がわかりやすい
- 流入キーワード分析の活用で検索順位が改善
コーポレートサイトのリニューアル方針を決めたMEGLASS finder

同社のコーポレートサイトリニューアルは2024年10月。リニューアルの前段階で、方向性を決めるために旧サイトの分析を強化しました。
サイト運営に携わる川辺さんは「弊社はBtoB企業ですが、広報・宣伝を行う専門部署が存在しません。コーポレートサイトの管理も、私のような管理部門の人間が兼業で行っています」と言います。
アクセス解析については、以前はGA4(Google Analytics 4)を使っていたとのこと。ただし解析結果画面で使われている用語などが専門的過ぎて、活用できていないと感じていたそうです。そこで活用したのが、MEGLASS finderの流入キーワード分析(Google Search Consoleとの連携機能)でした。
「MEGLASS finderであれば、マーケティング知識がない私が使っても、サイトへ流入してくるキーワードの分析結果が読み取れたんです。たとえば、リニューアル後には削除しようと考えていたページの中に、たくさんのアクセスを導いたキーワードがあった場合。MEGLASS finderを使えば具体的なアクセス数を根拠として示せるため、「このコンテンツは残すべきだ」という説得力が生まれました」
必要な情報に絞って表示する分析画面が、マーケティング初心者に優しい
川辺さんの課題はGA4の「情報過剰さ」にありました。GA4では、アクセスログから読み取れる情報が補足説明もなく羅列されています。そのため、専門家でなければ何が自社にとって必要な情報なのかも判断しづらい状況でした。
「私のようなマーケティングの初心者にとっては、情報過剰に感じていたんです。
MEGLASS finderなら分析項目を設定したり絞り込んだりする必要がないので、サイト専任者でなくても理解できる表示になっているのが助かります」
解析結果はレポートとして出力もできるため、今後はこのレポートを営業部門や技術部門などの他部署とも共有していきたいとのこと。
「あとは、ツール上で専門用語にマウスオーバーすると用語解説が出るという機能は非常にありがたいです。MEGLASS finderを使いながら用語を理解し、私自身がマーケティングの学びを得られるという効果もありました」
さまざまな分析機能を活用し、さらなるサイト改善へ
今後のサイト方針としては、ウェブアクセシビリティなどマーケティングに限らないサイト拡充も検討の余地があります。2024年4月に改正された障害者差別解消法により、Webサイトにおいても「障害のある人への合理的配慮の提供」に注目が集まりつつあります。しかし、具体的にどこをどう修正すればいいのかはサイト運営の専門家でないと理解が難しい領域です。「今回のリニューアルでは、PCとスマートフォンの両方で表示が崩れないというところは実現できました。今後はアクセシビリティ分析機能なども活用しつつ、ありとあらゆる意味でユーザーに使いやすいサイトを目指していきたいです」と川辺さんは言います。
今後欲しい機能としては、「個別ページを分析する機能の強化」を挙げていただきました。
「設定ページ分析を活用して、個別のコンテンツに対する検証も強化していきたいです。現在は設定ページ分析のみに適用されるAI分析が拡充されることも期待します」
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。