2024/04/30

サイト運営で成果を出すアクセス分析とは?Web担当者のアクセス分析に対する課題感を調査

アクセス分析
サイト運営で成果を出すアクセス分析とは?Web担当者のアクセス分析に対する課題感を調査

自社サイトのアクセス分析を進めるにあたり、他社の取り組み状況や課題を知りたい、自社課題の解決に役立てたいと感じることはありませんか?
インフォネットでは、現在企業のアクセス分析に関する取り組みについて定期的なリサーチを行っています。本コラムでは、2024年2月に行った「サイト運営におけるアクセス分析の実態調査」から3つのトピックをご紹介します。

調査概要
  • 調査概要:サイト運営におけるアクセス分析の実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年2月9日〜同年2月13日
  • 有効回答:運営業務の中でアクセス分析業務を実施している非専門人材/兼務人材111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
調査サマリー

調査資料全文はこちら

1.95.5%が、Webサイトのアクセス分析・対策に「課題あり」

「Q1.Webサイトのアクセス分析・対策について課題はありますか。」(n=111)と質問したところ、「とてもある」が28.8%、「ややある」が66.7%という回答となりました。

アクセス分析を行っている企業のほとんどが、アクセス分析に対して課題を抱えていることがわかります。

2.Webサイトのアクセス分析・対策の課題、「具体的な改善策を見つけ出せない」や「改善策を打っているが成果に繋がらない」など

Q1で「とてもある」「ややある」と回答した方に、「Q2.Webサイトのアクセス分析・対策について、どのような課題がありますか。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「具体的な改善策を見つけ出せない」が52.8%、「改善策を打っているが成果に繋がらない」が40.6%、「数値の意味を読み取るのに時間がかかる」が39.6%という回答となりました。

アクセス分析はデータを確認・保存するだけではなく、読み取ったデータを利用していかにサイトを改善させるかが重要です。今回は分析したデータをどのように活かしていくか、アクセス分析を利用してどのようにサイトを改善していくかを課題としている企業が多くありました。

3.「分析を専門とする担当者がいないので、どうしても片手間の作業となる」や「人力で情報収集や加工をしているため時間がかる」などの課題も

Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、Webサイトのアクセス分析・対策について課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「分析を専門とする担当者がいないので、どうしても片手間の作業となる」や「人力で情報収集や加工をしているため時間がかる」など、56の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 50歳:分析を専門とする担当者がいないので、どうしても片手間の作業となる。
  • 53歳:上司がアクセス解析の重要性、どころか必要性すら理解していない。
  • 30歳: システムを管理したり作成するプロがいない。作ってもすぐに大きな分析結果や実績が得にくい。
  • 59歳:分析結果を生かす手段を見つけることが課題。
  • 45歳:GA4の追加機能に対応していない。
  • 35歳:有料分析ツールの導入ができず、人力で情報収集や加工をしているため時間がかかっている。
  • 42歳:まだウェブサイトの見方がわからない上層部が何人かいる。全て教えなければならない。

ツールやシステムの管理、編集には専門知識が必要なものも多くあり、兼務担当者や担当になったばかりの方は上手く管理ができないケースに陥りがちです。また、自分自身はきちんと管理や報告を行おうと考えていても、社内でその必要性を理解してもらえないということもあります。管理の煩雑さやデータのわかり辛さを軽減するためには、できるだけ「誰でも使いやすい簡単なツール」を選ぶことが重要です。

まとめ

今回の調査ではWeb担当者の多くがアクセス分析に課題を抱えており、その多くは分析後のデータ活用に対する課題であることがわかりました。
アクセス分析のデータを活用していくためには、過去のデータをいつでも正しく参照できるように収集しておくこと、それらのデータを長期的に比較していくことが重要です。一方、2024年6月末を以て従来のGoogle Analyticsである「Universal Analytics (UA)」のデータが削除される、新バージョンのGoogle Analytics4(GA4)はデータの保管期間がUAよりも短く設定されているなど、データを保存しておく環境にも工夫が必要です。
まずは、自社のデータ保存状況を改めて確認し、過去データをきちんと保存・管理できるツールやシステムの利用も検討してみてください。

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