2024/05/30

アクセス分析ツール、導入のハードルと活用状況は?ツール選びのポイントと実態を調査

アクセス分析
アクセス分析ツール、導入のハードルと活用状況は?ツール選びのポイントと実態を調査

自社サイトのアクセス分析を改善するために、アクセス分析ツールの導入を検討される、あるいは導入されたことがある企業様は多いはず。しかし、導入を検討したものの、その後使いこなせるか?と不安に思われるケースもあるのではないでしょうか。
インフォネットでは、現在企業のアクセス分析に関する取り組みについて定期的なリサーチを行っています。本コラムでは、2024年4月に行った「アクセス分析ツール選びに関する事態調査」から3つのトピックをご紹介します。

調査概要
  • 調査概要:アクセス分析ツール選びに関する実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年4月11日〜同年4月15日
  • 有効回答:サイト運営をしており、アクセス分析ツール選定に携わった経験のある、非専門人材/兼務人材121名
※アクセス分析ツールとは、自社WEBサイトにおけるユーザーの行動を可視化し、分析できるツールのことを指します。
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
調査サマリー

調査資料全文はこちら

1.アクセス分析ツール導入の成功率:失敗率はおよそ6:4

「Q5.導入前の想定と比較して、実際にアクセス分析ツールをどの程度活用できていますか。」(n=121)と質問したところ、「非常に活用できている」が4.9%、「やや活用できている」が56.2%という回答となりました。

アクセス分析ツールを導入した企業のうち、6割強は導入したツールを問題なく活用できていることがわかりました。しかし、導入しても活用できていないというケースも4割ほどあり、決してツールを導入したから全てが解決するというわけではないことがわかります。

2.活用できている企業では、ツールの「見やすさ」や「わかりやすさ」がポイントに

Q5で「非常に活用できている」「やや活用できている」と回答した方に、「Q6.導入後、よく活用ができている理由を教えてください。(複数回答)」(n=74)と質問したところ、「直感的なインターフェイス」が54.1%、「必要な情報がまとまっている」が39.2%という回答となりました。

導入したアクセス分析ツールを活用できているケースでは、ツールの「見やすさ」や「わかりやすさ」が重要視されているという事がわかりました。

3.活用しきれていないケースでは「機能の難しさ」や「データ活用の難しさ」に着目

Q5で「あまり活用できていない」「全く活用できていない」と回答した方に、「Q7.導入後あまり活用ができていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=43)と質問したところ、「データの活用が難しい」が44.2%、「成果が感じられない」が32.6%、「機能が複雑で理解が難しい」が23.3%という回答となりました。

一方、活用できていないケースの中では機能の難しさや、データの取り扱いが注目されていました。前回調査でも「誰でも使いやすい簡単なツールを選ぶこと」がスムーズにアクセス分析を進めるための、実際にツールを導入した際にも同様の傾向が見られます。

まとめ

今回の調査では、アクセス分析ツールの導入後6割程度の方がツールを活用できているものの、4割程度活用できていないケースもあることがわかりました。
ツールの活用度合いを分けるポイントは「使いやすさ」や「わかりやすさ」が多くを占めており、非専門人材や兼任担当者でもスムーズに業務を進められることが求められていると言えます。これは、全3回の調査で見えてきた「Web担当者の6割以上がアクセス分析を実施していること」「分析担当者は兼任者や専門知識のない者が務めるケースも多いこと」などの結果とも共通していました。
今後もWebサイト運用を行う中ではアクセス分析は避けては通れない業務であり、社内でも「誰もがデータを参照すれば分析ができる」「誰が担当者になっても業務を進められる」状況を作っておくことが重要と言えます。
ぜひ、この機会に自社のアクセス分析状況を見直し、ハードルなく業務が進められる状況にあるか確認してみてください。また、もし課題を感じた場合は、より簡単に使えるツールを検討してみることもおすすめです。

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